給湯器のトラブルが多いケース
給湯器に水トラブルと言えば、水漏れと凍結が挙げられます。
寒冷地や氷点下に気温が下がるよな環境下であれば凍結です。冬場でも暖かい沖縄県などではまず発生することはないでしょう。
当然寒い地方ほど発生しやすい水トラブルと思われがちですが、北海道や東北地方などかなり寒くなる地域や関東の山間部ですと凍結対策が行われていることも少なくありません。また、市町村の役所からも注意喚起がなされていることもあります。
ですから、北海道や東北地方ほど寒くならないけれど冬になると氷点下近くまで下がる関東以南の地方の方が凍結によるトラブルで困てしまうことがは多いと言えるでしょう。
次に水漏れですが水漏れは季節に関係なく発生する厄介な水トラブルです。
特に給湯器が置いている場所は、注意しておかない限り気にする場所でもありません。
設置してからある程度の年数が経過すると経年劣化による水漏れが発生することがあります。
個人所有の場合には、いつ給湯器を設置したかわかるので、ある程度、年数が経過していれば交換するという対策が取れるでしょう。
しかし、賃貸住宅の場合にはいつ設置されたのかもわからない場合が多く自分の持ち家ではないので勝手に交換することができません。
もし賃貸住宅で給湯器のトラブルが起きたらすぐに建物を管理している管理会社に連絡をしましょう。
そうすれば修理業者を手配してもらえますし、経年劣化が原因で水トラブルが起きても交換の費用などを建物の所有者が修理交換費用を負担してもらえます。
給湯器の故障が多い部分
給湯器の故障が多い部分としては、以下のような箇所が挙げられます。
ガスバルブやサーモスタットの故障
給湯器はガスを燃焼させてお湯を沸かすため、ガスバルブの故障やサーモスタットの不調が起きると、お湯が出なくなったり、水が温まらなくなることがあります。
熱交換器の汚れや損傷
熱交換器は、ガスが燃焼して発生する熱をお湯に伝えるための部品です。しかし、長期間使用していると熱交換器に汚れがたまり、劣化や損傷が生じることがあります。そのため、お湯の温度が上がらなくなる場合があります。
ポンプの故障
給湯器には、お湯を送り出すためのポンプが内蔵されています。ポンプの故障が起きると、お湯が出なくなることがあります。
イグニッションコイルの不調
給湯器には、火を点けるためのイグニッションコイルが内蔵されています。イグニッションコイルの不調が起きると、火がつかなくなってしまうことがあります。
これらの故障が起きた場合は、専門家による修理が必要となります。また、定期的なメンテナンスによって、故障を予防することも重要です。
賃貸マンションで給湯器が故障してしまったら
賃貸マンションで給湯器が故障した場合、以下の手順を踏んで解決することが一般的です。
不具合の確認: 給湯器が正常に動作しない場合、まずは具体的な不具合を確認します。給湯ができない、水漏れがある、異音がするなどの症状によって対処方法が異なる場合があります。
●不具合の報告: 不具合をオーナーや管理会社に報告しましょう。連絡先や報告方法は、契約書や賃貸物件のルールに記載されている場合があります。不具合の詳細を伝え、修理や対応の依頼をします。
●管理会社やオーナーとの調整: 管理会社やオーナーは、修理業者を手配するために連絡を取ることがあります。修理業者の派遣日程や作業内容、費用負担などについて調整が行われます。契約書や賃貸契約の条件によっては、修理費用の負担が入居者やオーナーによって異なる場合があります。
●修理の実施: 管理会社やオーナーが修理業者を手配し、修理作業が行われます。修理には時間がかかる場合もありますので、修理完了までしばらくお待ちいただく必要があります。
●修理後の確認: 修理が完了したら、給湯器が正常に動作するか確認しましょう。お湯が出るか、水漏れや異音がないかなどを確認してください。もし問題がある場合は、再度報告して修正を依頼しましょう。
賃貸マンションでは、給湯器の故障に対する対応は契約や管理会社の方針によって異なる場合があります。契約書や賃貸契約の条件を確認し、トラブル時の対応方法や修理費用の負担について理解しておくことが重要です。